2020年07月10日
傘の中
朝、家を出る時にどんより雲を眺めながら傘を持って行くべきか迷う日が多くなりました。
しかし帰りに雨が降らないことを祈っても、結局傘を持ってこなかったことを後悔することもしばしば。
なので最近は少しでも雨が降る可能性があれば傘を片手に出勤しています。
持っているだけで安心しますからね。
今の季節に大活躍の傘ですが、私が働いている武田氏館跡歴史館にはとても立派な傘があるんです。
それがこちらの和傘。
とても大きくて大人2人が余裕で入れるくらいの大きさです。
写真映えは間違いなし。
記念撮影をされる方が多くいらっしゃいます。
そして大きさももちろんですが、私が特に魅力を感じるのは傘の内側のこの部分。
いろんな色の糸が模様を描きながら綺麗に編み込まれています。
初めて見たときは顔を近づけて見入ってしまいました。
色とりどりの糸が使われていて、じっと見つめているとまるで虹のように見えませんか。
普通、雨上がりにできる虹は、自分がさしている傘をどかして見るものですが、こちらは傘の中から目の前で虹を見ることができちゃいますね。
傘の中で見られる一風変わった虹。
普通の虹は滅多に見られない分、いつでも見られる虹を見つけることができて、ちょっぴり得した気持ちになりました。
いろんな人に実際に見てもらい、同じ気持ちになってもらえたら嬉しいです。
武田氏館跡歴史館 ふるや