毎朝、開店準備のために甲府本館からカフェギャラリーへ向かう時に、甲府本館の庭園を通っていきます。そんないつも目にする光景にちょっぴり変化が訪れました。

踏石の横にちょこんと飛び出た何か。
何の芽だろうと一瞬疑問に思いましたが、答えはすぐ近くにありました。
正体はタケノコです。

テレビで見たことはありましたが、タケノコが生えている様子を生で見たのは初めてです。
これから大きくなるのが楽しみ、とワクワク。しかしよく考えてみたら、ここは通り道である踏石のすぐ横。
流石にこのまま竹になってしまっては大変、ということでこちらのタケノコとはお別れをすることに。

残念な気持ちでいっぱいでしたが数日後、より大きな変化を見つけました。

タケノコがこんなにいっぱい。
お別れしたものがちっぽけに見えてしまうくらいの大きさです。
それにこの場所ならお別れする必要はなさそう。
タケノコは成長スピードが他の植物と比べても群を抜いて早いことで有名ですよね。
テレビで見た山に生えているタケノコほどではないですが、こちらのタケノコも負けじとぐんぐん成長しています。

ちょうど入学シーズンということで、子どもの成長をお祝いするお客様の様子をよく目にします。周りに小さな子どもがいない私でも、甲府本館で一緒にお祝いできることがとても嬉しいです。さらにこんな身近な所でも小さな成長を自分で見つけることができました。

私もそんな子ども達や甲府本館のタケノコのように、いやいやそれに負けないくらい人として成長できたらいいな。

甲府本館　古屋