2020年03月20日
思い出の花
先日まで茶色で寂しい感じがしていた土手も次第に緑が増え、黄色い菜の花が咲き始めました。桃や桜、菜の花は春の代表的な花ですが、そのような有名な花に負けないくらい、春の訪れを感じる特別な花が私にはあります。
カルセオラリアです。
この花は、子供の頃初めて自分の為に購入した私にとってはとても特別な花です。
当時、近所の小さな花屋さんの入口に赤と黄色の二種類の花が置いてあり一目で気に入りました。初めて見る花で名前も知りませんでした。
見てのとおり、花が風船みたいに膨らんでいて、最初は「触ってみたい」から始まり、そのうちその前を通る度に自分で育ててみたいと日に日に思うようになりました。そして、ついにお小遣いで誰かにプレゼントではなく自分に購入しました。花の名前が知りたくて勇気を出して店員に『この花の名前は何ですか』と聞いた時のドキドキとカルセオラリアを購入した時のワクワクは何十年経った今でも覚えています。
先週そのカルセオラリアをDolce Vita!に注文しました。家に持って帰ると早速、娘が「面白い形だね。何て言う名前」と興味を示しました。そして暫くして、「ごめんなさい、触っていたら花が取れちゃった」と。やはり、この形、触りたくなるようです。
かずはる