2019年11月28日
甲州名産
この時期になると良く目にする光景があります。
それはベランダなどに吊るしてある枯露柿。
私の実家でも祖父母と一緒に暮らしていることもあり、枯露柿作りを手伝った思い出があります。
また渋柿の汁は落ちにくく汚して怒られた苦い記憶も。
渋柿一個ずつ皮を剥き、間隔を取りながら紐に吊るしていく作業。
これが意外にも大変で、皮が残っていると乾燥したときに綺麗にできないので厚めに丁寧に。
柿同士が当たってしまうと乾燥がうまくいかず、カビが生えてしまう原因にもなるので丁度良い間隔を取り乾燥させる。
気温や天候によってカビが生えないように管理する。
簡単そうに見えて手間暇かけて作っているのです。
今年は枯露柿の話が無いので作らないのかなと通勤途中枯露柿が干してある家を見ながら思っていると、
休み明けに山梨フルーツ王国にもすぐに食べられる状態で枯露柿が吊るさっているではありませんか。
紐に吊るさった状態で販売しているのは珍しく、多くのお客様が喜んでくださります。
今すぐ召し上がって頂いても美味しいのですが、家でもう少し乾燥させ固くなってきて来てから召し上がるのも
歯ごたえが良く、甘さも増して美味しいのでお客様の好みを聞きながら説明しています。
今日は枯露柿が大好きな祖母に枯露柿をお土産で買って帰ろうと思います。
喜んでくれると良いな。
山梨フルーツ王国 板坂宗佳